みなさん、こんにちは。
EQ力を育てる幼児教室 EQWELチャイルドアカデミーの浦谷です。
2019年10月より幼児教育・保育の無償化がはじまりました。
日本もようやく幼児教育の重要性を認め、国を挙げて
応援しはじめたということです。
幼児教育が大切なのは、この時期に脳も心も体も急激に成長するからです。
その成長をより良いものにするために、是非とも気をつけたいポイントがあります。
それは、子どもを「否定しない」ことです。
子どもが自分の価値観と合わないことをしたときに
「ダメじゃない!」と、子どもの言動を否定したり、
「早くやめなさい!」と、ついつい子どもに命令・禁止を
したりしてはいませんか?
実は、こういった否定的なかかわりが多いと、
子どもの発育に悪影響が出ることが、
近年科学的にもいわれるようになってきています。
「否定しない」と、自信と才能がグングン伸びる
周りを無視してずっと一人遊びを続ける子や、
「やりたい!」という割にはすぐに飽きてしまう子、
熱中しだすとそれ以外のことがおろそかになる子など、
「この子は他の子よりも成長が遅れているのかも…」
「このままだと、将来、本人が苦労するのでは…」と
不安になる保護者の方は大勢います。
親として、心配することは本当に大切です。
ただ、そのせいで、「この子は何をやってもダメなんだ」と、
個性や可能性を否定してしまわないように気をつけましょう。
子どもは、親が自分に向ける視線や言葉から、
自分が愛されているかを鋭く感じ取ります。
のびのび成長する上で、
親との関係は、安心できるものでなければなりません。
イギリスの児童精神科医である
ジョン・ボウルビィ博士が提唱した「アタッチメント理論」によれば、
特に母親には子どもにとっての安全地帯のような役割があります。
子どもたちは、そこで安らぎとエネルギーを蓄え、
自然と安全地帯の外にあるいろいろなことに挑戦することができるようになるのです。
つまり、新たなことにチャレンジし、集中して、あきらめずにやり通すには、
すべての面で親に受け入れられ、安心できる状態でなければなりません。
実際にモーツァルトやピカソ、エジソン、福沢諭吉やチャップリンといった
偉人の母親たちは、子どもを丸ごと認め、個性と才能を伸ばす接し方をしていました。
そのおかげで自己肯定感が育ち、後々に大成していったと考えられます。
「子どもの個性を受け入れて否定しないこと」。
それこそが、子どもたちの「(※)EQ力」を育み、大きな成長を促します。
この続きは後編にて書かせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※EQ力とは、IQや学力などの認知能力と対になる非認知能力のことで、
特にEQWELチャイルドアカデミーの卒業生で活躍している子どもたちに共通する人間力を指します。
EQWELチャイルドアカデミーでは、
幼少期に育みたい5つのEQ力として
「自己肯定感」「やる気」「共感力」「自制心」「やり抜く力」を挙げています。