みなさん、こんにちは。
EQ力を育てる幼児教室 EQWELチャイルドアカデミーの浦谷です。
春爛漫、新たな年度を迎え、
「子どもに新しい習慣を身につけさせてあげたい」と
思っている保護者の皆さまも多いことでしょう。
でも、どうしたら新しい習慣は身につくのでしょうか?
今回はその効果的な方法を紹介いたします。
子どもは大好きなこと、興味のあることには、
放っておいても勝手に取り組みます。
好ましいことに夢中になっているのであれば、どんどんその興味を伸ばしてあげましょう。
とは言え、子どもが大きくなるにつれて、
親としてはそれ以外にも「これもしてほしい、あれもしてほしい」と欲が出てくるもの。
特に教室で家庭学習として推奨している暗唱やドリルなどは、
なかなか子どもが乗り気にならずに手を焼くこともしばしば。
そういう時はまず、
結果を気にせずに、
遊び感覚で〝一緒に〟取り組んであげることが大切です。
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暗唱やドリルも遊びの一種と考えて、
短い時間でいいので一緒に取り組みます。
「ほら、お母さんも言えるようになったわよ!」
「この答えはどれかな?お母さんも一緒に考えてみるわ」
というように一緒に取り組み、子どもの興味を引き出します。
そして、子どもができたら、
「すごーい!よくできたね!楽しいねー!」
と、思いきりほめてあげましょう。
アメリカの心理学者であるベンジャミン・ブルーム博士は、
興味のあることを見つけて掘り下げていく段階を「初期」と呼んでいます。
彼は、この段階では励ましを受けることが何よりも必要なのだと説いています。
ブルーム博士らの研究により明らかになったのは、
物事に取り組む最初の段階で最も望ましいのは、
優しくて面倒見のよい指導者を得ることでした。
最初の学びを楽しく、満足感を得られるものにしてくれる指導者です。
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なぜなら、入門時の基礎的なことは、
ほとんど遊びを通じて学ぶものだからです。
最初のうちは学習、練習というきちっとした形よりもゲーム感覚で学ぶことにより、
楽しみ、好きになり、興味を持ち、続けたいという気持ちが育まれるのです。
逆に、勉強や習いごとの学習者を対象に行った研究では、
「威圧的な両親や教師は、子どものやる気を損なってしまっている」ことがわかりました。
何かに取り組みだして最初の頃は、
子どもの自主性を尊重し、信頼して、ある程度の自由を与えるとよいでしょう。
そして、子どもが自主的に楽しんで取り組むようになったら、
才能の伸びに合わせて、取り組みの難易度を上げていけばいいのです。
しかし、最初はよく取り組んでいたのに、途中で続かなくなるケースもあります。
それはもしかしたら「ほめ方」が悪かったのかもしれません。
子どものやり抜く力を伸ばすには、
今度は「能力・結果ではなく努力をほめる」
ことがポイントとなります。
この続きは後編にて書かせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。