EQ力を育てるコツEQWEL Topics

 
2019.08.16 EQWEL Topics

AI時代に必要な脳力の育て方【後編】

みなさん、こんにちは。
EQ力を育てる幼児教室 EQWELチャイルドアカデミーの浦谷です。

幼児教室

前編では「好ましい脳の報酬系のサイクル」
について触れましたが、後編では、どのようにしたら
「好ましい脳の報酬系のサイクル」を自分で作れるようになるか

についてお伝えいたします。

 
 


「やり抜く力」が成功のカギ


 
このサイクルを自分で作れるようになると、「やり抜く力(GRIT)」が育つと考えられます。
やり抜く力はペンシルバニア大学の心理学者アンジェラ・ダックワース教授が研究しています。
 
ダックワース教授は研究者になる前に数学の先生をしていましたが、
生徒たちの成績をみていると、IQの良し悪しと数学の成績の良し悪しが
比例しないことに気づきました。
 
IQが成績の要因でないのなら、何が成績の差を生むのかを調べたところ、
その要因はやり抜く力であることが分かりました。
 
さらに研究していくと、これは学業のみならず、
世の中における成功でも同じでした。
 
例を挙げると、アメリカの軍隊で伸びている部隊と伸びていない部隊、
企業の中でうまくいっている人とうまくいっていない人。
 
その人たちの差を調べてみると、
やり抜く力を持っているかいないかが
すごく大きな要因であることが分かりました。
 
失敗しようが何をしようが、損得抜きで
やりたいことをどんどんやり続ける人が成功していく
のです。
 
幼児期
 
このやり抜く力を子ども時代からどのように育てていくかがとても重要です。

 
 


AI時代に活躍するには?


 
今の時点でAI (人工知能) は、ネズミの脳のレベルまで来ています。
 
今後コンピュータがどんどん進化し、2025年頃には人間の脳と同じくらいのシミュレーションができ、
2045年には人類全体の知能に匹敵するようになるという説があります。
 
本当に実現するかどうかは分かりませんが、AIの発展は、すごく大きな効果をもたらします。
 
将棋の世界では名人がAIに負け、大きな銀行もAIを導入し始めています。
 
多くの事務系の仕事はAIに取って代わられ、
近い将来には、半分くらいの仕事がなくなる、ともいわれています。
 
ですが、決して心配することはありません。
AIはどこまでいっても計算機なので、プログラムどおりにしか動かず、
言葉の意味が解りません。
 
AIは利用するものです。AIに人間が負けるのではなく、
うまくAIを使ってよりよい世の中を創っていくために、勉強しましょう。
 
AIには可能性もありますが、限界もあります。
AIにはできないこと、人間にしかできないこと、を突き詰めていくのです。
 
そのための一番重要なポイントはやり抜く力だと思います。
 

 
人間一人一人が生きていく中で、一番自分がやりたいことに一生懸命に取り組む。
 
これを小さいときから身につけていくことが大切です。

 



いかがでしたか?

才能や結果をほめ続けると、取り組みができなかったときに
「才能が無いからだ…」
「どうしたらできるようになるのか、分からない…」
と思うようになります。

その結果、すぐにほめてもらえる簡単なことばかりをするようになり、
難しい取り組みにはチャレンジしなくなります。

一方、努力をほめ続けると、取り組みができなかったときに
「努力が足りなかったからだ…」と思うようになり、
難しい取り組みにも粘り強く取り組むようになります。

このように、努力をほめると「やり抜く力」が伸び、力強く成長していくのです。

EQWELチャイルドアカデミーでは、クリア項目や、表彰制度など効果を実感できる達成システムで、
ママと子どもを徹底サポートしています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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