EQ力を育てるコツEQWEL Topics

 
2019.06.03 EQWEL Topics

子どもが将来成功する 「頭と心のスキル」の 伸ばし方【後編】

みなさん、こんにちは。
EQ力を育てる幼児教室 EQWELチャイルドアカデミーの浦谷です。

前編では「頭と心の成長に欠かせない実行機能」について触れましたが、
後編では、どのようにしたら「実行機能」にかかわる能力を
伸ばすことができるか
についてお伝えいたします。

松村先生は家庭でも簡単に取り組める方法として、

1.ストップ
2.善意の解釈
3.姿勢

の3つの方法を挙げられました。

この3つの方法の詳細を見ていきましょう。

松村京子教授

 


1.ストップ



「ストップ」とは、言葉通り「止めること」です。
自分で自分の行動・感情・思考を止めるトレーニングです。
子どもが行動や感情を止められなかったら、「ストップ」と言ってあげましょう。

次の行動に切り替えるためには、
まず今している行動を止める(抑制する)必要があります。

「ストップ」はその練習です。
最終目標は、言われなくても自分で自分を
コントロールできるようになること
です。

子どもは動作が加わると取り組みやすいので、
ストップするときには両手を胸の前にクロスさせて、
今している行動を止めてもらいます。

「止まれたかな~?」と、ゲーム感覚で取り組むと、
子どもは楽しそうに乗ってきてくれます。

 


2.善意の解釈



幼児教育

 
「善意の解釈」は、相手の行動を善い方向に解釈する訓練です。
相手の行動を善意に解釈すると、自分の相手に対する対応が変わり、対人関係がよくなります。

具体的には、子どもの言動に対して、
「えっ!なんで?」と思ったり、イラッとしたりしたときに、
「たまたまよ」「理由があったのよ」と思うようにします。

 
善意の解釈をするようにすると、暴力が減り、他者の苦しみを理解でき、
相手を苦しませる言動が減るとのこと。

まずは保護者から始めるとよいでしょう。

自らが実践して、できるようになったら、子どもに教えたときによく伝わるものです。

 


3.姿勢



最近の子どもたちは小学校に入ったときに、
45分間ずっと座っていられない子が多くなっています。

この原因の一つは「姿勢」です。
疲れにくい姿勢を教える必要があります。

実行機能を発揮するための身体づくりです。
イスに座って、両手を伸ばして背伸びをして、
手を自然に下げたときの姿勢が疲れにくい姿勢です。
幼少期からこの姿勢を教えましょう。

このような簡単な取り組みでも、
続けていくと子どもの脳の実行機能は鍛えられていきます。

幼児教室

 
頭と心の土台ができ、
学習や対人関係をスムーズにできるようになり、
将来の活躍に結びついていきます。

 



いかがでしたか?

これらの取り組みはEQWELチャイルドアカデミーで取り入れているものばかり。
子どもたちの成長を促していたのは、こういう点にもあったのでしょうね。

日々の育児に少しでも取り入れて、
子どもだちの未来を輝かせたいですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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